横手やきそば

横手やきそばの元祖 神谷焼そば屋
神谷焼きそば屋

「青い山脈」「山と川のある町」等の作品で知られる作家石坂洋次郎にゆかりの秋田県横手市。この穏やかで人情あふれる街の名物に数えられるのが「横手やきそば」。大沼源治郎さん夫婦が営む「元祖・神谷(かみや)焼そば屋」は横手やきそばの考案者とされる初代の萩原安治さんから数えて三代目にあたります。

横手やきそばは、神谷焼そば屋の初代萩原安治さんが戦後まもなく横手の正平寺門前に店を構えて始めたのが最初とされ、当時の製麺業者の協力を得ながら試行錯誤の末作り出したのが、太麺のゆで麺でソースと挽肉をからげ、目玉焼きと福神漬けが載った、現在の横手焼きそばのスタイル。気取らない庶民の味で昭和30年代まではひと皿10円から15円といいますから、今の貨幣価値にして350円程度。昭和40年頃は主婦の副業や駄菓子屋でも出され、一時は街中で100件近くのやきそば屋が味を競っていたそうです。

麺をソースで炒め、目玉焼きを載せるというシンプルな料理だけに、実は料理人の経験や勘ができあがりを左右する難しさもあります。

最近は県内だけではなく、遠く九州や大阪からわざわざ「横手やきそば」お目当てで食べに来る人も多いとのこと。神谷焼そば屋ではホルモン入りや野菜入りもあり、若い女性やカップルに人気だそうです。

横手市ではこの「横手やきそば」を街おこしに活用しようと、専任の職員も配置して産業振興する力の入れようで、研修会を実施して「やきそば職人」を育成するなど後継者づくりにも努めています。

元祖・神谷焼そば屋
電話0182-33-5575 33-4316
営業10:00~19:00 日曜定休
〒013-0051秋田県横手市大屋新町中野117-67
交通:JR奥羽本線横手駅下車、タクシーで15分。
車の場合は東北自動車道北上JCより秋田自動車道へ。横手インターより10分。


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